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PLAN

コロッセオ Colosseo

そして堕落したローマ民衆が求めたものは血なまぐさいサディスティックな殺し合いだった!『殺せ!殺せ!コロッセオ!』

コロッセオ

正式名称はフラティウス円形闘技場。ウェスパシアヌス帝が、ネロ帝のドムス・アウレアの池があった場所に造ったものである。ローマ帝国の円形闘技場で1世紀に完成、長軸188m、短軸156mの楕円形をしており、約5万人の観客を収容できる。

コロッセオでの見世物は、ローマ皇帝が市民に与える「パンとサーカス」で市民を熱狂させた。コロッセオでは血なまぐさい剣闘士競技や、公開処刑を含む数多くの殺人が行われた。またコロッセオではローマ水道より引いた水を張り、模擬海戦も行われた。ローマ帝国各地には同様の競技場が建設されたのである。

剣闘士は、受刑者や、戦争で捕虜になった者から集められるが、栄光を求め自ら志願する命知らずな者もいた。彼らには市民権もなく、見世物の商品として厳しい訓練を受ける。

剣闘士競技の前夜は、剣闘士宿舎で大宴会が開かれる。男たちは剣闘士の状態を間近で判断し、競馬のように賭けをする。女たちはお気に入りの剣闘士の体に触れたり、大金を出して剣闘士の汗を購入する。

コロッセオは太陽を遮る天幕を張ることもできた。観客はコンサート会場のように座席番号の書かれたチケットを持ち着席する。階級が高い者が前列に、上に離れるほど階級は低い。

地下に閉じ込められていた野獣たちがエレベータから登場する。野獣の殺し合いのショーが始まるのだ。人々は熱狂しコロッセオは興奮の渦に包まれる。熊対牛、象対サイ、人間対野獣。1日で5000頭もの野獣の大殺戮が行われたこともある。人々はこの血なまぐさい闘いに大喝采する。

剣闘士の戦いはくじ引きで決められる。重装備の剣闘士には、軽装だが網をもつ剣闘士やサーベルをもつ剣闘士を対戦させる。十数回勝たなければ剣闘士をやめることはできない。剣闘士が傷を負い血が流れると人々は歓声を上げた。殺せ!殺せ!コロッセオ!

コロッセオの地下には格闘技をドラマティックに演出する機械仕掛けがありました。コロッセオの最上階から見る圧巻の眺め、地下の仕掛け跡、興味深く、迫力を持って、生き生きとご案内します。

地図

※料金(徒歩と公共機関利用)
  • 3時間(4名まで)150ユーロ
  • 5時間(4名まで)250ユーロ
  • 7時間(4名まで)350ユーロ
  • 専用車をご利用になる場合は別途お見積り致します。

※お支払い :当日、現金でユーロのみ